「北大英語の英作文、何を書けばいいかわからない…」
北大英語の第3問(英作文)は、受験生が最も「何をすればいいかわからない」と感じるパートです。
赤本の模範解答を見ると難しそうに見えますが、実際は難しい単語も複雑な構文もいりません。
この記事を監修した塾長エヌの自己紹介
北海道出身。現在、北大修士2年。北海道にある偏差値約60の高校出身。令和3年度(共通テスト元年) に受験。総合理系 総合科学選抜群受験し、点数は646.05/750(次席入学)。2次試験の英語は132/150、共通テスト英語はR98/100、L88/100。TOEIC 960点 農学部 学科主席で卒業。海外在住や留学の経験なし。【ホクエイゴ|北大英語専門塾】の代表。

この記事を読むと、以下のことがわかります。
- 北大英語の英作文で出題される形式と傾向
- 合格点を取るための書き方のコツ
- 英作文の具体的な対策手順と練習法
英作文の対策は、正しいやり方を知れば簡単です。
そしてこの記事には、正しいやり方が書いています。
北大英語の英作文とは?【第3問の出題形式を完全解説】
北大英語の第3問は、「英文を読んで英語で書く」という独特の形式です。
具体的には、まず350〜450語の英文を読み、その内容をふまえて英作文をする形式です。
ここからは第3問の全体像から各設問タイプの形式、そして北大特有のルールまで、出題形式をより詳細に解説します。
第3問 英作文の全体像(350〜450語の英文+3問構成)
前述の通り、北大英語の英作文は、350〜450語の英文を読み、そこから出題される3問に英語で答える形式です。
具体的な配点は公表されていませんが、僕の考える限りの推定配点は34点です。
試験全体(150点満点)の約23%を占めます。
3問の内訳は次の通りです。
- 穴埋め型短文英作文:2題
- 自由英作文:1題
特徴的なのは、問題文の英文量です。
第1問・第2問の長文読解(各650〜750語)と比べると短く見えますが、それでも400語前後の英文をしっかり読む必要があります。
北大の試験90分のうち、第3問への理想の時間配分は20分(読み3〜4分、英作文16〜17分)です。
短い時間で英文を正確に読み切り、そのまま英作文に入る必要があります。
穴埋め型短文英作文(2題)の形式
英作文の小問1・2は、穴埋め型の短文英作文です。
形式としては、問題文の英文中に登場する表現・アイデアをふまえて、指定された日本語の意味に合う英文の空欄部分を英語で埋める感じです。
語数の指定はありませんが、前後の英文との自然なつながりが求められます。
この形式で特に問われるのは主に3点です。
- 「本文の理解力」
- 「正確に問題文を読む力」
- 「シンプルな英語で表現する力」
問題文の内容をふまえた上で空欄を埋めるため、英文の文脈をしっかり理解できていなければ的外れな解答になってしまいます。
自由英作文(1題)の形式
英作文の小問3は、自由英作文です。一番厄介なやつですね。
問題文の英文で取り上げられたテーマに対して、自分の意見を英語で書く形式が一般的です。
「賛成か反対か」「どう思うか」といった問いに対して、理由や具体例を添えながら英語でまとめます。
語数は問題によって異なりますが、おおむね70〜100語程度が目安です。
採点でポイントになるのは次の3つです。
- 主張が明確か(何を言いたいかが1文で伝わるか)
- 理由・具体例がついているか(根拠のある意見になっているか)
- 英語として正確か(文法・スペルのミスが少ないか)
複雑な英語表現は必要ありません。シンプルな構文で、論理的に書かれた答案が高評価を得やすいです。
(採点者の気持ちになって考えてみたら、読みづらくてわかりづらい英文より、簡潔でわかりやすい英文の方が評価したくなりますよね。)
「本文中の表現をそのまま使うことが禁止」というルール
北大英語の英作文には、ルールがあります。
それが、「問題文(本文)中の表現をそのまま転用することを禁止する」というルールです。
問題文を読んで英作文をする形式なので、本文の表現をそのままコピーすれば書きやすくなります。
しかし北大はそれを許していません。
このルールが意味することは「問題文を読む力(精読力)」と「英語を言い換える力(語彙・表現力)」の両方が必要だということです。
まず本文の意味を正確に理解できていないと、言い換えることができません。結果的に、精読力が英作文の土台になるということです。
北大英作文の配点とおすすめ時間配分
まずは結論から。
第3問(英作文)は20分で解答でき、26点あたりを取れるとでかいです。
北大英語は90分で4大問を解き切る必要があります。
そしてこの英作文、ドツボです。英作文に時間を使いすぎて失敗する受験生、数え切れないくらいいます。
ということでここからは、第3問の推定配点・時間の使い方・時間オーバーしたときの脱出法を具体的に解説します。
推定配点34点の内訳(穴埋め×2+自由英作文×1)
第3問の推定配点は34点です。
北大は配点を公式に公表していないため、推定配点です。塾長エヌが20カ年以上の過去問を分析して算出した数字をもとにしています。
そして、前述のように英作文には3問の設問があり、それぞれの推定配点は以下の通りです。
- 問1 穴埋め英作文:推定8〜9点
- 問2 穴埋め英作文:推定8〜9点
- 問3 自由英作文:推定16〜17点
前述しましたが、問1・問2は英文の一部が空白になっており、文脈に合う英語を補う穴埋め形式です。文法的に正確な英文を書く力が問われます。
ただし、これは比較的点数を取りやすいです。満点も意外と狙えます。
問題は自由英作文。字数指定があり、論理的な構成と正確な文法が採点基準になります。
配点の重さとしては、自由英作文1題で全体の半分近くを占めると推定されます。
穴埋めで着実に点を積み、自由英作文で部分点をなるべく稼ぐという戦略が基本です。
時間配分の設計(読み3〜4分+解答16〜17分)
第3問に使う時間は合計20分が目安です。
20分の内訳はこんな感じです。
- 読み(英文350〜450語):3〜4分
- 解答(記述):16〜17分
まず問題文の英文(350〜450語)を3〜4分で読み切りたいです。
「そんなに早いの!?」と思ったかもしれませんが、北大英語は時間がシビアな試験です。
英文の難易度的にも長文読解ほど難しくはないので、3〜4分を目指してほしいところです。
ただし、スピードを重視するからといって、過度に英文を読み飛ばすのはNG。
なぜなら、英文の主張・テーマを理解しなければ自由英作文で苦しむからです。
英文を読み終わったら、残り16〜17分で3問の解答を書くことを目指しましょう。
問1・問2の穴埋めはそれぞれ2〜3分、問3の自由英作文に11〜12分が目安です。
目標点は26/34点、英語が苦手な場合でも18点は取りたいところです。
時間オーバーしたときの対処法
英作文で時間をかけすぎる一番の原因は「何を書くか迷うこと」です。
受験生からよく聞くのが「英作文で完璧を目指してしまう」という悩みです。
でも、完璧な英文を書こうとすると時間は必ず足りなくなります。
とはいえ、意識していても特に自由英作文は時間を使いすぎてしまいがちです。
そんな次の手順で対処してください。
- 日本語で「賛成の理由」と「反対の理由」を問題用紙の余白にメモする
- 書きやすい方(英語にしやすい理由がある方)を選ぶ
- シンプルな英文で書き始めてみる
英語で考えようとすると詰まります。一度日本語に戻して考えを整理することで、手が動き始めます。
また、穴埋め問題(問1・問2)で迷いすぎている場合は、とりあえず書けるものを仮置きして問3に進むのが正解です。
北大英語の英作文採点者が見るポイント【点がもらえる答案・もらえない答案の具体例】
英作文で点が取れない受験生の多くは、「何を書くか」より「どう採点されるか」を知らないまま練習しています。
採点の仕組みを知らずに答案を書き続けても、なかなか点数は伸びません。
ということでここからは、北大英語の第3問(英作文)で採点者が実際に何を見ているかを整理したうえで、「点がもらえる答案」と「点がもらえない答案」を具体的に比較します。
採点基準
北大は採点基準を公開していません。
しかし20カ年以上の過去問を分析した経験から、主に3つの観点で評価されていると推定できます。
- 文法・スペルの正確さ
- 論理の一貫性
- 課題への適切な応答
「文法・スペルの正確さ」は基本ですね。
主語と動詞のズレ、三単現のs忘れ、冠詞のつけ忘れといった基本的なミスは、確実に減点対象になります。
次に「論理の一貫性」について。
これは「主張→理由→具体例」の流れが答案全体を通じてつながっているかどうかです。
例えば、「人は自然の中に生きるべきだと思う」と書いておきながら、理由に「都市生活は便利だ」と書くような矛盾は致命的です。
主張と根拠が一本の線でつながっているかを意識して書いてください。
次に「課題への適切な応答」は、見落とされがちな観点です。
採点基準は非公開ですが、この3つの観点を意識して練習するだけで答案の質はガラッと変わります。
まずは「何を見られているか」を頭に入れておきましょう。
「良い答案」と「悪い答案」の具体比較
理屈だけではわかりにくいので、実際に並べて比較してみます。
テーマ:「人間は自然の中で生きるべきか、都市の中で生きるべきか」(北大英作文の頻出テーマ傾向に基づいて作成)
悪い答案の例
I think that human beings should live in nature because nature is very important for human beings. Nature gives us many things. Without nature, we cannot survive. Therefore, I insist that human beings ought to reside in natural environments rather than metropolitan areas.
(自然は人間にとって非常に重要であるため、人間は自然の中で暮らすべきだと私は考えます。自然は私たちに多くのものを与えてくれます。自然がなければ、私たちは生き延びることができません。したがって、人間は大都市圏ではなく、自然環境の中に住むべきだと私は主張します。)
この答案の問題点を整理します。
- 「nature is very important」→理由になっていない
大事だということを述べているだけで、「なぜ自然の中に生きるべきか」の理由が具体的に書かれていません。 - 主張→理由→具体例の流れがない
「自然は大事」→「自然は大事」→「だから自然に住むべき」という繰り返しで、論理が展開していません。
良い答案の例
I think people should live in cities rather than in nature. I have two reasons for this. First, cities have hospitals and schools, so people can get help easily when they need it. Second, working in a city makes it easier to earn enough money to live a stable life. For these reasons, living in cities is better for most people.
(私は、人々は自然の中よりも都市で暮らすべきだと思います。その理由は2つあります。第一に、都市には病院や学校があるため、必要な時にすぐに助けを得ることができます。第二に、都市で働けば、安定した生活を送るのに十分な収入を得やすくなります。こうした理由から、ほとんどの人にとって、都市での生活の方が良いです)
使っている単語はごくシンプルです。
「cities」「hospitals」「schools」「earn money」など、中学レベルの語彙ばかりです。
それでも「主張→理由①→理由②→結論」という型が完成しており、読み手には主張の根拠がきちんと伝わります。
これが点のもらえる答案の実態です。文体も最初から最後まで一貫しており、ミスも見当たりません。
赤本レベルの模範解答を目指さなくていい理由
赤本の模範解答を見て、「こんな英語は書けない」と感じた経験はありませんか。
あの模範解答は「満点を取るとしたら、こう書ける」というレベルの答案です。英語がめちゃくちゃ得意な英語教員が、時間をかけて仕上げたものです。
受験生がその水準を目指して練習するのは、方向性として間違っています。
そのために必要なのは「難しい表現」ではなく、「前述の採点要件を満たしたシンプルな解答」です。
- 文法のミスが少ない
- 主張→理由→具体例の型が守られている
- 問われていることに答えている
この3条件をシンプルな英語で満たせれば、赤本レベルの表現は一切不要です。
赤本の模範解答はゴールではなく、「こういう方向性もある」という1つの例です。あくまで参考にしすぎないようにしましょう。
それよりも採点者が確実に点をつけてくれる答案を書く練習の方が、得点に直結します。
北大英語 英作文の穴埋め問題の解き方
穴埋め問題は、北大英語の中で「確実に点を取れるパート」です。
理由はシンプルです。
自由英作文と違い、「何を書くべきか」は問題文の英文に書いてあるからです。
ただし、ひとつ大きな壁があります。それが「本文の表現をそのまま使ってはいけない」というルールです。
このルールへの対処法を知っているかどうかで、得点が大きく変わります。
パラフレーズ
北大英語の穴埋め問題では、問題文(英文パッセージ)の表現をそのまま書き写すことはできません。
本文の内容を、穴埋め周りの英文(文法構造)に合わせて、自分の言葉で言い換えて書くことが求められます。
実際、北大英語の第3問の問題文には、次のように明記されています。
“You may use words and ideas from the text, but must not copy complete sentences.”
(本文の単語やアイデアを使ってよいが、文章を丸ごとコピーしてはいけない)
つまり、単語やアイデアの流用はOK。禁止されているのは「文章をそのまま写すこと」です。
空欄前後との整合性が求められるため、自ずと穴埋め問題で最初に確認すべきは空欄の直前直後ということになります。
例えば、こんな感じに。
- 空欄の直前が “a” → 空欄には名詞(句)が入る
- 空欄の直前が “because” → 空欄には「主語+動詞」の節が入る
- 空欄の直後に “,” が続く → 空欄は英文の一要素(名詞・句)
文法的な枠組みを確認してから、本文のどの内容を使えばよいかを考える。
そして、complete sentences をそのまま写さず、空欄周辺の英文に合う形で自分の言葉に組み直す。
この「自分の言葉で組み直す」作業のことを、英語ではパラフレーズ(paraphrase)と言います。
言い換えの実例
では、実際にどのように言い換えればよいのかを見てみましょう。
- 難しい単語 → 簡単な言い回しに置き換える
- 抽象的な表現 → 具体的な表現に置き換える
- 能動態 ↔ 受動態を入れ替える
実例①:難しい単語 → 簡単な言い回し
本文:「Human beings depend on natural resources.」
解答:「We need things from nature to survive.」
言い換えポイントは2つ。
- depend on(〜に依存する)→need(必要とする)に
- natural resources(天然資源)→things from nature(自然からのもの)
実例②:抽象 → 具体に置き換える
本文:「Technology has transformed the way we communicate.」
解答:「The way people talk to each other has changed because of technology.」
言い換えポイントは3つ。
- transformed(変革した)→has changed(変わった)
- communicate(コミュニケーションをとる)→talk to each other(互いに話す)
- 能動態→受動態
穴埋め問題で確実に点を取るための解答手順
解き方の手順を決めておくと、本番でも迷わず動けます。以下の4ステップを体に染み込ませてください。
- 問題文の英文全体を読み、空欄の前後の文を確認する
- 空欄に「どんな内容が入るべきか」を日本語でイメージする
- 本文の表現を使わず、シンプルな英語で書く
- 前後の文と文法的につながっているかを確認する
まずは英文全体の流れをつかんでから空欄に向かうことで、どんな内容を書けばよいかが自然に見えてきます。
次に、日本語でのイメージを挟むのがポイントです。
次に本文表現の引用に注意してください。本文の内容を正確に理解した上で、パラフレーズした自分の言葉で書きます。
最後に確認です。空欄の前後の文と文法的につながっているかを確かめることで、減点を防げます。
北大英語 自由英作文の解き方
自由英作文は「何を書くか」ではなく「どう書くか」、つまり「型」を習得することが重要です。
型さえ身につければ、どんなテーマが出ても迷わずに書き始めることができます。
「主張→理由→具体例→再主張」の型
北大の自由英作文では、PREP法をシンプルにした3段構成が最も使いやすい型です。
構成は次の通りです。
- 主張(1文):自分の立場を明確にする
- 理由(2〜3文):なぜそう思うかを述べる
- 再主張(1文):最初の主張を別の言葉でまとめる
「具体例」は必須ではありません。語数や時間に余裕があるときだけ加えれば十分です。
この型の最大のメリットは、「何から書けばいいかわからない」という状態をなくせることです。
主張を1文書いたら理由、理由を書いたら再主張、と機械的に進めることができます。
実際にこの型を使うとどのような答案になるか、具体例で確認してみましょう。
テーマは「スマートフォンを学校に持ち込むべきか」です。
- I think students should be allowed to bring smartphones to school.【① 主張】
- First, smartphones can be used as study tools. Students can search for information quickly when they need it.【② 理由①】
- Second, having a phone is important for safety. Students can contact their parents in an emergency.【③ 理由②】
- For these reasons, I believe smartphones should be allowed in school.【④ 再主張】
書く内容に迷ったときの対処法
「賛成か反対か、どちらを書けばいいかわからない」という悩みは非常によくあります。
そんなときの対処法はシンプルです。
- まず日本語で「賛成の理由」を2つ書き出す
- 次に日本語で「反対の理由」を2つ書き出す
- 書きやすそうな方を選んで、そのまま英語にする
ポイントは「正しい答えを選ぼうとしない」こと。
北大の自由英作文では、賛成・反対のどちらを選んでも減点されません。
採点されるのは「論理が通っているか」「正確な英文が書けているか」の2点です。
英語で理由が思い浮かばないときでも、日本語で書き出すことで思考が整理できます。
「どちらが英語にしやすいか」という視点で選べば、試験中に迷う時間をゼロに近づけることができます。
ここでひとつ、よくある失敗パターンを紹介します。
それは「内容を考えすぎて時間切れになる」というケースです。
「より説得力のある理由を書きたい」と考えるあまり、立場を決めるだけで2〜3分を費やしてしまう受験生が少なくありません。
自由英作文に割く時間は12分程度におさめたい中、立場の決定だけでそれだけの時間を使うのはもったいないです。
語数の目安(70〜100語)と使いやすい表現テンプレート
北大の自由英作文における語数の目安は70〜100語です。
※ただし問題によって指定が変わることがあるため、必ず問題文の指示を確認してください。
70語は「主張+理由2つ+再主張」でほぼ達成できます。
100語を目指す場合は、各理由に具体例を1文ずつ加えるイメージですね。
本番で使いやすい表現テンプレートも教えちゃいますね。
- I think (that) S+V.
- In my opinion, S+V.
- First, S+V.
- One reason is that S+V.
- Second, S+V.
- Another reason is that S+V.
- For these reasons, I think (that) S+V.
- This is why I believe S+V.
英作文が書けない人に共通する3つの原因
英作文が書けない人には、共通する原因があります。
「何から手をつければいいかわからない」「書き始めても途中で止まってしまう」という受験生は多いですが、その悩みは実は3つのパターンに集約されます。
原因を正しく把握することで、やるべき対策が明確になります。自分がどれに当てはまるか、確認しながら読んでみてください。
原因1:精読力が足りず問題文の意図を取れていない
英作文が書けない最大の原因は、英語を「正確に読む力」が不足していることです。
北大英語の第3問は、350〜450語の英文を読んだうえで英作文をする形式です。
つまり、まず問題文の英文を正確に理解できなければ、そもそも何を書けばいいかわからないという状態になります。
「英作文の問題だから、書く練習をすれば解けるようになる」と思っている受験生は多いですが、それは大きな誤解です。
問題の意図を取り違えた状態でどれだけ英文を書いても、点数にはつながりません。
英作文対策の前に、まず1文1文を正確に読み解く精読力を鍛えてください。
原因2:難しい表現を使おうとしている
英作文で点を落とす2つ目の原因は、「難しく書こうとすること」です。
模範解答を見て「こんな表現、知らない…」と感じたことがある受験生は多いと思います。
しかしそれは、難しい表現を使わなければ点が取れないということではありません。
何度も言っていますが、北大英語の採点では、シンプルな単語と文法で、論理が通った英文が書けているかどうかが問われています。
難しい構文や高度な語彙を使おうとするほど、文法ミス・スペルミスが増え、かえって減点につながります。
まずは「自分が確実に正しく使える表現だけで書く」という意識に切り替えることが大切です。
基本は中学で習ったシンプルな文法と語彙で、十分に点が取れます。
原因3:練習量が圧倒的に足りない(インプットだけ)
3つ目の原因は、「書く練習をほとんどしていないこと」です。
「授業で英作文の解説を聞いた」「参考書の例文を読んだ」という受験生は多いです。
しかし、解説を聞くだけ・例文を読むだけでは、英作文の力はほとんど伸びません。
英語は、インプット(読む・聞く)だけでなく、アウトプット(書く・訳す)をして初めて力がつく科目です。
しかし、「頭でわかっていても、実際に手を動かして書いてみると、思ったように英文が出てこない」という受験生はたくさんいます。
知識を「使える力」に変えるには、実際に英文を書いてみることが不可欠です。
インプットと同じだけの量、アウトプットができているかどうかを見直してみてください。
北大英作文の学習ロードマップ【いつから・何をやるか】
「英作文、いつから始めればいいですか?」——この質問への答えは、まず精読力がついているかどうかで決まります。
英作文の対策を焦って始めても、精読力がない状態では問題文の意味が正確に取れず、書くべき内容がブレてしまいます。
ということでここからは、英作文をいつから・どの順序で学ぶべきかを時期別に整理します。
前提:精読→英作文の順序を守る
北大英語の英作文(第3問)は、350〜450語の英文を読んだうえで問いに答える形式です。
英文を正確に読み取れなければ、何を問われているかがわからず、的外れな英文を書いてしまいます。
逆に、精読をすっ飛ばして英作文から始めると、問題を読み間違えたまま練習を重ねることになります。
努力の方向性が間違えば、どれだけ書いても点数には結びつきません。
時期別の学習計画
以下に、英作文対策を軸にした時期別の学習プランを示します。
今自分がどの時期にいるかを確認して、今日から取り組むべきことを明確にしてください。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 〜高3夏 | 精読トレーニングを最優先にする。英作文は精読力がついてから。この時期に精読の土台を固めておくことで、夏以降の対策が一気に加速します。 |
| 高3夏〜秋 | 30〜50語の短い英作文から練習を始める。「型を覚える」段階。難しい表現は不要——シンプルな単語と文法で、論理が通っていれば点は取れます。 |
| 高3秋〜冬 | 70〜100語の英作文を毎週練習する。北大の過去問形式に近い問題で演習を重ね、制限時間(20分)を意識した答案を作る習慣をつけます。 |
| 高3冬(直前期) | 過去問の英作文パートを時間を計って解く。本番の時間配分(英作文20分)に体を慣らす。 |
ホクエイゴ英作文講座のカリキュラム紹介
- 「結局、何をやれば良いのかわからない」
- 「自分で英作文のテーマを探すのが難しい」
- 「北大英語でよく出るテーマで練習したい」
という方のために、ホクエイゴでは30日間の英作文講座を提供しています。
レベルは3つに分かれています。(それぞれ30日間のプログラム)
- 基礎編(偏差値目安:進研模試60未満、全統模試50未満)
- 標準編(偏差値目安:進研模試60〜70、全統模試50〜57.5)
- 発展編(偏差値目安:進研模試70〜、全統模試57.5〜)
英作文講座の内容に従って勉強するだけで、英作文の能力はぐんぐん上がります。
ただし、ホクエイゴには英作文講座の他に、精読講座、速読講座もあります。
推奨順序は「精読→英作文→速読」です。精読講座を修了した後に英作文講座へ進むことで、最短距離で北大英語の得点力を高められます。
講座に関しては、「北大英語 30日間講座|全講座一覧」にまとまっているので、ぜひご覧ください。
まとめ:北大英作文は「シンプルに書く力」で攻略できる
北大英語 英作文対策のポイントは以下のとおりです。
- 350〜450語の英文を読んで3問答える形式(推定配点は34点)
- 穴埋め問題は「パラフレーズ」が鍵。本文の言い換えができれば確実に得点できる
- 自由英作文は「主張→理由→再主張」の型で書けば迷わない
- 英作文が書けない原因は「精読力不足・難しく書こうとする・アウトプット不足」の3つ
- 学習順序は必ず「精読→英作文」。精読力が土台になる
この記事でとにかく伝えたいことは、難しい単語や複雑な構文を使う必要はないということ。
シンプルな英語で、論理が通った文章を書くだけで十分に点が取れます。
赤本の模範解答を見ると「こんなの書けない…」と思うかもしれません。でも、あのレベルを目指す必要はありません。
重要なお知らせ
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