北大英語の問題構成・配点を次席が徹底解説【北大英語専門塾】

「北大英語の配点って、実際どうなってるの?」

ホクエイゴ 塾長エヌ
これ、調べると「配点は非公開です」と書いてあって終わりなんですよね。「そこで終わりかよ!」と思いませんか?(僕は思いました。)

 

だからこの記事では、ちゃんと数字を出します。

ホクエイゴ 塾長エヌ
僕は北大の2次試験で英語150点中132点を取り、総合入試理系/総合科学選抜群に次席で合格しています。その経験と実際に受け取った採点結果をもとに、各大問の推定配点を公開します。もちろん推定なので100%確かではありませんが、根拠のある数字です。

 

北大次席の証拠
塾長エヌの北大 点数 646.05点/750点 次席入学であることがわかる

さらに、2026年度から配点の仕組みが変わりました。この変化も含めて、過去と現在の配点を両方正確に整理します。

配点がわかると何が変わるか。どの大問で何点取るべきかが見えてきます。それが見えると勉強の優先順位が決まります。この記事を読んで、まず北大英語の全体像をつかんでください。

この記事を監修した塾長エヌの自己紹介

北海道出身。現在、北大修士2年。北海道にある偏差値約60の高校出身。令和3年度(共通テスト元年) に受験。総合理系 総合科学選抜群受験し、点数は646.05/750(次席入学)。2次試験の英語は132/150、共通テスト英語はR98/100、L88/100。TOEIC 960点 農学部 学科主席で卒業。海外在住や留学の経験なし。【ホクエイゴ|北大英語専門塾】の代表。

北大英語の試験概要【20年以上変わっていない構成】

最初に、これだけは知っておいてほしいことがあります。

北大英語の問題構成は、2004年からほとんど変わっていません。

 

他の大学は「入試改革」のたびに形式をいじってくることが多いです。

でも北大英語は違います。

ホクエイゴ 塾長エヌ
長文が2題あって、英作文があって、会話文がある。この骨格が20年以上そのままです。

 

「問題構成が変化していない」

これって、受験生にとってはかなり有利な条件なんですよ。

 

形式が変わらないということは、過去問が「本番と同じ形式の練習材料」として全部使えるということです。

 

「20年分以上の過去問が、そのまま使える」

他の大学ではなかなかこうはいきません。

4つの大問の構成

北大英語は大問が4つあります。

大問内容形式
第1問長文読解記述式(和訳・内容説明・選択)
第2問長文読解記述式(和訳・内容説明・選択)
第3問英作文記述式(穴埋め・自由英作文)
第4問会話文の単語穴埋め選択式(24選択肢から12個)

第1問と第2問は長文読解が1題ずつ。第3問は英文を読んだ上で英作文を書くという、北大独特の形式です。

第4問は会話文を読んで、要約文の空欄12箇所を24個の選択肢から埋めます。

試験時間と配点の全体像

試験時間は90分。英語の2次試験の配点は150点満点です。

 

ただし、総合配点(全科目の合計)は2026年度から変わっています。

年度総合満点英語の合計(共通テスト+2次)
〜2025年度750点(医・歯は825点)210点(60点+150点)
2026年度〜765点(医・歯は840点)210点(変化なし)

変わったのは共通テストに「情報Ⅰ」が15点として新たに加わったことです。

ホクエイゴ 塾長エヌ
ただし、英語の配点自体は変わっていません。英語は共通テスト分(60点)と2次試験分(150点)を合わせて210点。これは2026年度以降も同じです。

構成が変わらないことによるメリット【個人的な経験】

僕が初めて北大英語の過去問を見たのは高3の夏でした。

その時は「やばい、読めないわ。時間足りる気もしない。」と感じました。

 

でも、ペラペラとめくった感じ、「問題構成は毎年同じ形式なんだ」と気づきました。

ホクエイゴ 塾長エヌ
この気づきのおかげで、少し気が楽になりました。

 

どんな問題が来るかわからないと不安ですし、対策の方向性も定まりません。

しかし、問題形式がわかっていれば安心です。対策の方向性も少しずつ見えてきます。

ホクエイゴ 塾長エヌ

難しい年と易しい年はやっぱりあります。でも、形式は変わらない。だから対策の方向性がブレません。「今年から新形式で過去問が使えない」という事態が起きないのは、北大英語のほぼ唯一の「やさしい部分」だと思っています。

北大英語の配点【次席合格者が推定値を公開】

北大は各大問の配点を公式に発表していません。

これは正直、受験生にとって不親切だと思います。配点がわからないと、どの大問を重点的に対策すべきかが見えないからです。

 

ただ、実際に受験した立場から言うと、配点はある程度推測できます。

僕が2次試験を受けて採点結果を受け取った経験と、長年の出題傾向から導いた推定値を公開します。

各大問の推定配点

大問内容推定配点全体に占める割合
第1問長文読解40点26.7%
第2問長文読解40点26.7%
第3問英作文34点22.7%
第4問会話文36点24.0%
合計150点100%

あくまで推定です。

ただ、長文2題が全体の半分以上を占めているという比重感は、どの推定値を取っても大きく変わらないと思っています。

推定の根拠

なぜこの配点を推定しているかというと、理由が2つあります。

  1. 設問数からの逆算
    1. 各大問の設問数はほぼ固定
    2. 第1問・第2問はそれぞれ5〜6問
    3. 第3問は3問
    4. 第4問は12問(選択式)
    5. 設問数と難易度のバランスから、この配点が最も自然だと考えています
  2. 採点結果との照合
    1. 実際に受験して採点結果を受け取りました
    2. 各大問の得点感覚と最終スコアを照合したとき、上記の配点がちょうど良い感じでした

もちろん実際の配点は違う可能性があります。

とはいえ、対策の優先順位を考えるときなんかには、この推定値を参考にしてもらえればと思います。

英語の全体配点(共通テスト含む)

2次試験の英語は150点ですが、共通テストの英語も合算されます。

区分配点備考
共通テスト英語60点素点200点 × 0.3に換算
2次試験英語150点
英語合計210点

この210点が全体配点に占める割合は:

年度総合満点英語の割合
〜2025年度750点28.0%
2026年度〜765点27.5%

2026年度から情報Ⅰ(15点)が加わって総合満点が765点になりましたが、英語の配点は変わっていません。

ホクエイゴ 塾長エヌ
総合点の4分の1以上が英語で決まるということです。2次試験に限定すると、英語は150点/450点なので1/3を占めます。とにかく英語が重要ということですね。英語を得意科目にできれば、それだけで他の受験生に大きく差をつけられます。

北大英語 各大問の特徴・語数・設問形式

ここからは各大問を1つずつ解説します。

  • どんな問題が出るのか
  • どれくらいの分量なのか

上記をを正確に把握しておくことが、時間配分や対策の土台になります。

第1問・第2問:長文読解

北大の長文読解は、全体の配点の中で最も大きな比重を占める大問です。

語数

20年以上の過去問データによると、第1問の平均語数は約655語、第2問は約673語です。(塾長エヌ調べ)

長い年は1問あたり850語を超えることもあります。

 

単純計算で、2題合わせて1,300〜1,400語前後の英文を読むことになります。

それに加えて、和訳や記述で答えを作る必要があるため、解いてみると「とんでもなく時間がかかるな」と感じると思います。

設問形式

設問の種類内容
和訳問題下線部を日本語に訳す
指示語問題「it」や「this」が何を指すかを示しながら訳す
内容一致問題本文の内容と合うものを選ぶ
空欄補充問題文脈に合う語句を選ぶ
内容説明問題下線部の理由や内容を日本語で説明する

設問の形式は年によって多少変わりますが、どれも「文章の流れを正確に理解しているか」を問うものです。

単語や文法の難易度自体は標準的なので、文脈把握ができれば得点源にしやすい大問です。

テーマの傾向

社会問題・哲学・科学・文化など、幅広いテーマから出題されます。

ホクエイゴ 塾長エヌ
直近では「ラップ音楽の歴史と商業化」(2026年)「ベーシックインカム」(2025年)「脳トレゲームで知力は本当に向上するのか」(2024年)など、日本語でも読み応えのあるテーマが続いています。時々、「日本語でも理解が難しいな…」と感じるテーマも出ます。

 

特定のテーマを予測するのは難しいので、どんな題材が来ても読める地力をつけることが大切です。

→【関連記事】北大英語の出題テーマ一覧【2004〜2026全年度】

第3問:英作文

北大の英作文は、他大学とは少し形式が異なります。

形式の特徴

白紙から書き始めるのではなく、まず英文を読んでからその内容に関連した英作文を書く形式です。

平均で約350語前後の英文が与えられます。

ホクエイゴ 塾長エヌ
そして、「本文の言葉やアイデアは使っていいが、文をそのまま丸写しするのはダメ」という指示が毎年冒頭に入っています。

 

精読力がないと、そもそもお題の英文が読めません。

ですので、英作文の対策をする前に、まず読む力を鍛えなければならない。

ホクエイゴ 塾長エヌ
「精読力を鍛えてから英作文の対策をする」という流れで勉強できない受験生がたくさんいます。先に英作文を勉強しても必ず詰まるので、まずは精読力を鍛えてください。

設問の種類

設問は3問構成で、大きく2種類に分かれます。

種類内容
穴埋め問題空欄を含む英文が与えられ、適切な英語を記述する。3問中2問はこの形式。
自由英作文テーマに対して賛成・反対の意見を70〜100語程度で書く

穴埋め問題は記述量が少なく難易度も低めです。満点回答も全然狙えます。

 

自由英作文は「型」を覚えてしまえばどんなテーマにも対応できます。

ホクエイゴ 塾長エヌ
北大受験生は難しく考えてしまい、難しい単語や複雑な構文を使おうとしがち。でも、その必要はありません。シンプルに考えればOK。というか、シンプルな英語で正確に書く方が、文法ミスとかが少なくなるので、高得点につながりますね。

第4問:会話文

4つの大問の中で、英文の分量自体が最も多いのが第4問です。

語数

20年以上の過去データによると、第4問の平均語数は約840語。最大では1,054語に達した年もあります。(塾長エヌ調べ)

 

長文読解より100〜200語多い計算です。試験の最後にこの分量の英文が来ることを、あらかじめ想定しておく必要があります。

とはいえ、英文の難易度は長文読解より低いです。

設問形式

会話文を読んだ後、その内容をまとめた要約文が提示されます。

要約文には空欄が12箇所あり、24個の選択肢の中から正しいものを選んで埋めます。

ホクエイゴ 塾長エヌ
選択式なので消去法が使えます。

難易度

4つの大問の中では難易度が最も低いと、個人的に思います。

 

英文自体は会話文なので読みやすく、消去法も効くため、文脈が取れていれば12問中8〜9問は取れます。

語彙力と時間管理が整えば、さらに上も狙えます。

 

ただし注意点が2つあります。

  1. 語彙力が問われること
  2. 試験の最後に来ること

まずは語彙力。選択肢を絞るには単語を「なんとなく」ではなく正確に覚えている必要があります。

次に試験の構成上、最後に解く問題であること。前の3問に時間を使いすぎると、焦った状態でこの大問を解くことになります。

ホクエイゴ 塾長エヌ
取れる問題でしっかり点を取るためには、時間管理が重要です。第4問から解くってのも1つの戦略ですが、個人的にはおすすめしません。なんでかというと、第4問で時間が過剰にかかってしまったり、ここでこけて焦ってしまったりする可能性が意外と高いからです。難易度が高い年だと、時間がとんでもなくかかることもあります。基本的には、最初に「第1〜2問 長文読解」を解いた方が点数は安定します。

北大英語の年度別の難易度トレンド【2020〜2026】

問題構成と配点を把握したら、次に知っておきたいのが「難しい年と易しい年の差」です。

 

北大英語は形式こそ変わりませんが、年によって難易度がかなり違います。

ホクエイゴ 塾長エヌ
同じ形式なのに、解いている時の感触と焦り、解き終わった感覚が全然違う。それが北大英語の面白いところでもあり、やっかいなところでもあります。

各年度の難易度一覧

以下の難易度は、塾長エヌが2004〜2026年の全過去問を解いた上で、独自に評価したものです。

ホクエイゴ 塾長エヌ
公式な難易度発表はないため、これは僕個人の判断です。

 

表の1行目の表記についてですが

  • (文章):英文の読みやすさという観点での難易度
  • (問題):設問の解きやすさという観点での難易度

を表しています。

年度長文1(文章)長文1(問題)長文2(文章)長文2(問題)英作文(問題)会話文(問題)
2026標準やや難標準やや易やや難やや易
2025標準やや易標準やや易標準
2024やや易標準やや難標準標準やや易
2023やや難やや難やや難
2022
2021やや難やや難やや難標準やや難標準
2020やや難やや難標準標準
ホクエイゴ 塾長エヌ
英作文・会話文の文章(本文)の難易度に関しては記載していません。なぜなら、すべて標準だからです。(年によって、それほど難易度は変化しない。)

2021〜2023年:難化のピーク

2022年は際立っています。文章の難易度が4問中2問で「難」、そして問題の難易度は全4問が「難」。

ホクエイゴ 塾長エヌ
個人的に、最も難しい年だったと思います。

 

2023年もほぼ同じ水準で、長文1問目は文章・問題ともに「難」。英作文の問題難易度も「難」でした。

2年連続で難化が続いたということです。

 

2021年はそこまで極端ではありませんが、文章が2題ともやや難。

問題も長文1問目・英作文がやや難で、全体的に「少し難しい年」でした。

2024〜2026年:難易度は落ち着いてきた

2024年以降は明らかに変化があります。

 

2024年は文章の難易度がやや易〜やや難に収まり、問題も標準〜やや易が中心。

2022年・2023年と比べると別の試験のように解きやすくなっています。

 

2025年はさらに落ち着いていて、文章は全4問が「標準」。

問題もやや易が2問。ただし会話文(第4問)だけは問題難易度が「難」で、これが唯一の例外でした。

 

2026年も文章は全て標準。問題は長文1問目・英作文がやや難、それ以外はやや易でした。

ホクエイゴ 塾長エヌ
全体的には「バランスが取れた年」という印象です。

このデータから何を読み取るか

まず、「難化した年は長文が難しくなる」という傾向が見えます。

2022年・2023年は長文2題の文章・問題がともに難化していました。長文で崩れると、得点の大きな柱が倒れることになります。

 

次に、「会話文(第4問)はおおむね安定している」ことも読み取れます。

2025年は例外的に「難」でしたが、それ以外の年は標準〜やや易の範囲に収まっています。

 

そして直近3年(2024〜2026)は全体的に難易度が落ち着いています。

ホクエイゴ 塾長エヌ
とはいえ、北大英語は突然難しくなります。2022/2023年なんて良い例です。ですので、難化した年の問題にも慣れておく必要があります。難しい年の過去問でも時間内に解き切る練習をしておきましょう。

北大英語の目標点を合格最低点から逆算してみた

次は「英語で何点取ればいいのか」を考えてみましょう。

今回は「合格最低点」を基準に、北大英語の目標点を算出してみます。

ホクエイゴ 塾長エヌ
先に結論だけ言っておくと、一般的な学部なら2次英語で80〜105点前後、獣医・医学部なら100〜120点以上が目安です。

総合入試(理系)

年度物理重点化学重点生物重点数学重点総合科学
202565.4%66.9%66.2%64.8%67.1%
202465.9%66.6%69.8%65.0%68.9%
202361.5%61.7%58.0%58.3%57.7%
202264.2%62.8%59.4%60.3%65.1%
202170.3%66.7%65.7%67.6%69.7%

5群ともおおむね60〜68%のレンジです。

2023年は全群で得点率が下がっています。2022年・2023年と難化が続いた影響で、合格最低点も連動して低くなりました。

文学部・経済学部

年度文学部経済学部
202570.6%68.8%
202469.9%72.9%
202365.6%58.8%
202265.8%63.3%
202172.3%69.4%

文系の代表学部として、文学部と経済学部を選出しました。

 

文学部は安定して66〜72%。

経済学部は年によってばらつきがあり、2024年は72.9%と高く、2023年は58.8%まで下がっています。

ホクエイゴ 塾長エヌ
志望学部の年度別変動も意識しておきましょう。

水産学部

年度合格最低点得点率(満点750点)
2025463.95点61.9%
2024471.80点62.9%
2023420.95点56.1%
2022423.00点56.4%
2021455.85点60.8%

56〜63%と、北大の中では比較的低いレンジです。

2022年・2023年は56%台まで下がっています。

歯学部

年度合格最低点得点率(満点825点)
2025536.80点65.1%
2024537.65点65.2%
2023496.45点60.2%
2022487.10点59.0%
2021544.70点66.0%

59〜66%のレンジです。満点は2021年度以降825点(医学部と同様)になっています。

獣医学部・医学部

年度獣医学部(満点750点)医学部医学科(満点825点)
202578.9%80.1%
202482.8%79.4%
202373.2%73.0%
202274.0%75.9%
202179.0%80.0%

獣医・医学部はやっぱり別格ですね。難化した2022年・2023年でも73〜76%を要求されます。

他の学部と比べると、英語での失点が直接合否に響いてきます。

英語の目標点を計算する

各学部の得点率をもとに、英語(共テ+2次合わせて210点満点)で必要な点数を整理してみましょう。

 

共通テスト英語は素点140点(換算42点)を最低ラインの目安として設定します。

英語合計の目標からこの42点を引いた数字が、2次試験で必要な点数です。

学部・入試区分得点率の目安英語合計(210点)共通テスト素点目安共通テスト換算(60点)2次試験(150点)
水産学部56〜63%118〜132点140〜160点42〜48点70〜90点
歯学部59〜66%124〜139点140〜160点42〜48点76〜97点
総合入試(理系・各群)60〜68%126〜143点140〜160点42〜48点78〜101点
経済学部59〜73%124〜153点140〜160点42〜48点76〜111点
文学部66〜72%139〜151点140〜160点42〜48点91〜109点
獣医学部73〜83%153〜174点160〜180点48〜54点99〜126点
医学部(医学科)73〜80%153〜168点160〜180点48〜54点99〜120点

※獣医・医学部は共通テストも高い水準が必要なため、素点160〜180点(換算48〜54点)で計算しています。

 

一般的な学部なら2次英語で80〜105点前後、獣医・医学部なら100〜120点以上が目安です。

ホクエイゴ 塾長エヌ
僕が個人的に複数の合格者にインタビューした感触では、一般的な学部の合格者は2次英語で90点前後がボリュームゾーンでした。もちろんサンプル数は限られますが、上の計算と合致する数字だと思っています。

 

→【関連記事】北大英語の年間勉強スケジュール

北大英語の大問別の得点戦略

ここまでで

  • 各大問の推定配点
  • 学部ごとの目標点

をみてきました。

最後に、この2つを組み合わせて「どの大問で何点取れば良いのか」を考えます。

目標は110〜120点

北大入試において、英語は得点差がつきやすい科目です。

 

数学や理科は「解けるか解けないか」で点数が大きく上下します。

英語も難化する年はありますが、記述問題の部分点があるため、全滅することはほぼありません。

ホクエイゴ 塾長エヌ
得意にした人間が安定して高得点を取り、苦手な人間と大きな差がつく。これこそが英語の特徴であり、英語を勉強すべき理由でもあります。僕が2次試験で132点(88%)を取るほどに勉強したのは、英語を「他の科目のミスをカバーする保険」として位置づけていたからです。数学が難化した年も、英語で稼いだ貯金があれば合格ラインを越えられると考えていました。

 

そのため、2次英語の理想的な目標点は110〜120点(73〜80%)です。

「そんなに高いの?」と思うかもしれませんが、正しい手順で対策すれば十分に到達できる水準です。

 

で、110点取ると考えた時の各大問の目標点はこんな感じです。

大問推定配点110点目標目標得点率120点目標目標得点率
第1問(長文読解)40点30点75%33点83%
第2問(長文読解)40点30点75%33点83%
第3問(英作文)34点22点65%26点76%
第4問(会話文)36点28点78%28点78%
合計150点110点73%120点80%

長文2題で合計60点以上(1題あたり30点)取れれば110点が見えてきます。

そこに第4問の安定した28点が加わると、英作文で多少失点しても110点を超えられるでしょう。

最低ライン:2次試験で90点を目指す場合

次は、合格者インタビューをもとにした2次英語のボリュームゾーンである90点を目標として、大問ごとの目標点を組み立てます。

大問推定配点目標点目標得点率
第1問(長文読解)40点24点60%
第2問(長文読解)40点24点60%
第3問(英作文)34点21点62%
第4問(会話文)36点21点58%
合計150点90点60%
ホクエイゴ 塾長エヌ
90点以上を狙うなら、この配分が一つの目安です。

 

この配分のポイントは、長文2題(推定80点)で約半分の48点を稼ぐことです。

1題あたり24点(60%)というのは「難しい設問は捨てず、標準的な設問を確実に取る」水準です。

 

第3問(英作文)と第4問(会話文)はどちらも6割前後を目標にしています。

第4問に関しては選択式で難易度が低く、12問中7問正解でこの水準に届きます。

得点バランスの考え方

目標点長文2題合計(80点)英作文(34点)会話文(36点)
90点48点(60%)21点(62%)21点(58%)
100点54点(68%)20点(59%)26点(72%)
110点60点(75%)22点(65%)28点(78%)
120点66点(83%)26点(76%)28点(78%)

目標点が上がるにつれて、長文での得点力が鍵になっていきます。

90点を超えるためには長文で6割以上、110〜120点を狙うなら長文で75〜80%が必要です。

 

→【関連記事】北大英語の長文読解対策

まとめ

この記事で押さえてほしいポイントをまとめます。

  • 北大英語は4つの大問(長文×2・英作文・会話文)で構成。形式は20年以上変わっていない
  • 推定配点は第1問40点・第2問40点・第3問34点・第4問36点(合計150点)
  • 難易度は年によって差があり、2022〜2023年が直近のピーク。2024年以降は落ち着いている
  • 一般学部の2次英語目標は90〜105点、理想は110〜120点
  • 得点戦略は「長文2題で60%以上+4大問をバランスよくまとめる」が基本

ぜひ参考にしてください!

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