「北大英語の過去問、いつから始めればいいんだろう…」
北大英語の過去問は、ただ「解けばいい」わけではありません。
「いつから始めるか・何年分解くか・どう復習するか」
この3つを間違えると、何十年分解いても本番の点数に直結しません。
ということでこの記事では、北大英語の過去問を最大限に活かすための使い方を、徹底解説します。
この記事を監修した塾長エヌの自己紹介
北海道出身。現在、北大修士2年。北海道にある偏差値約60の高校出身。令和3年度(共通テスト元年)に受験。総合理系 総合科学選抜群受験し、点数は646.05/750(次席入学)。2次試験の英語は132/150、共通テスト英語はR98/100、L88/100。TOEIC 960点 農学部 学科主席で卒業。海外在住や留学の経験なし。【ホクエイゴ|北大英語専門塾】の代表。

・本番に直結する解き方と復習法(大問別)
・年間を通じた過去問演習のスケジュール
北大英語の過去問を始める前に知っておくべきこと
北大英語の過去問演習を始める前に、まず「どの教材を使うか」と「いつ始めるか」を正しく理解しておくことが重要です。
この2点を間違えると、過去問を解いても力がつかないどころか、自信を失って勉強のペースを崩してしまうことがあります。
塾長エヌ自身も北大受験時に過去問と向き合ってきた経験から、特に重要なポイントを3つに絞って解説します。
使う教材
北大英語の過去問演習に使う教材は、主に2種類あります。
- 全ての科目が5ヶ年分載っている教材
- 英語だけが15ヶ年分載っている教材
この2つは収録年数だけでなく、使う目的・場面が違います。
それぞれの立ち位置を正しく理解して使い分けることが重要です。
赤本(教学社)
赤本には、直近5年分の過去問が収録されています。
英語だけでなく他科目の過去問もまとめて収録されているため、試験直前期に英語・数学・理科などを本番形式でまとめて演習するときに使うのが典型的な使い方です。
- 「北大の試験全体を通した感覚を掴みたい」
- 「直前期に全科目を一冊でまとめて確認したい」
というときに重宝します。
北大の英語15カ年(教学社)
15カ年には、過去15年分の英語の過去問が収録されています。
英語に特化した問題集のため、北大英語の過去問をとにかくたくさん解きたいときに使うのが正しい使い方です。
問題数が多いぶん演習量を確保しやすく、英語の力を集中的に伸ばすフェーズで活躍します。
過去問の立ち位置は「仕上げ」
過去問は「仕上げの教材」です。基礎力がついていない段階で解いても、得られるものはほとんどありません。
北大英語に限らず、過去問演習が効果を発揮するのは精読力・英作文力・速読力がある程度ついた状態になってからです。
もし基礎力のない状態で過去問を解くとどうなるか。
「全然解けない→自信をなくす→解くのが怖くなってやめてしまう」という悪循環に陥りやすくなります。
さらにもう一つ問題があります。
基礎力がない状態では、解説を読んで理解するのにも膨大な時間がかかります。
- 解説に出てくる単語の意味がわからない
- 文構造の説明が読み解けない
こうなると、1問の復習だけで何十分も溶けていきます。これは非常に非効率です。
北大英語の学習ステップ上で、過去問演習は一番最後に来ます。
- 単語・文法の基礎固め(毎日継続)
- 精読トレーニング(1文ずつ構造を正確に取る)
- 音読(英語のリズムを体に染み込ませる)
- 速読トレーニング(必要な情報を素早く取る)
- 過去問演習(時間配分・戦略の実践)← ここ
過去問は、この5ステップの最後に来るものです。
ですので、「とりあえず過去問から始めよう」は、北大英語の対策としては間違いです。
過去問を始める前の準備チェック
過去問を始めるタイミングを判断するために、以下の4つの準備が揃っているかを確認してください。
- 単語帳を1冊、最低10周以上回している
語彙力は読解・英作文すべての土台です。1冊を繰り返し回して、基本語彙を定着させておきましょう。 - 精読の基礎トレーニングを終えている(1文の構造が取れる)
SVOCの5文型・関係詞・接続詞など、1文の骨格を正確に取れるようになっていることが最低条件です。 - 英作文の「型(PREP)」を身につけている
結論→理由→具体例→結論の流れで英文を組み立てられるか確認してください。 - 時間配分のプランが頭に入っている(大問別の目標時間を知っている)
北大英語は90分・4大問。各大問に何分かけるかを事前に決めてから演習に臨みましょう。
これらが揃っていれば、過去問演習で確実に力がつきます。
逆に1つでも欠けている場合は過去問演習で力が付きづらくなるため、まずその部分を補う学習を優先しましょう。
「もうすでに秋になってしまった……」という方もいると思いますが、焦る必要はありません。
準備が不十分な状態でやみくもに過去問を解くより、短期間で基礎を固めてから演習に入る方が、最終的な得点は必ず上がります。
北大英語の過去問はいつから始めるべきか
過去問を始める時期は「いつか」より「何が揃ってから」で考えてください。
時期の目安を知ることは大切ですが、それ以上に重要なのは「どの力がついてから過去問に入るか」という順序です。
基礎力なしで過去問を解いても意味がない理由
前述のように、基礎力が整っていない段階で過去問を解くのは、効果がないどころか時間の無駄になります。
理由はシンプルです。
基礎ができていない状態では、問題を解いて間違えても「なぜ間違えたのか」が自分でわからないからです。
「解けなかった」という事実より、「なぜ解けなかったかがわからない」ことの方がはるかに深刻です。
たとえば、長文読解で正解できなかったとします。
その原因が
- 「単語力不足」なのか
- 「文構造を読み違えた精読ミス」なのか
- 「時間が足りなかった速読の問題」なのか
これを自分で切り分けられなければ、復習をしても何も積み上がりません。
精読や英作文(、余裕があれば速読)の個別対策が終わったあとに過去問に入るのが正しい順序です。
もっと具体的にいうと、
- 「なぜこの答えになるか」を自分で説明できる精読力がある
- 英作文の型と速読の基本が一通り身についている
この2つが揃う前に過去問に入ると、問題をこなしても「解いた気になるだけ」になりがちです。
時期別の目安(夏・秋・直前期)
いつ何をすべきかを時期ごとに整理すると、過去問をいつ始めるかが自然と決まってきます。
高3の夏が終わるまでは、精読トレーニングを最優先にしてください。
「1文1文の構造を正確に取る力」が北大英語の全大問の土台になります。夏の段階ではまだ過去問は使いません。
高3の夏から秋にかけては、英作文と速読の個別対策の時期です。
大問ごとに「どう解くか」の手順を身につけます。
「試し解き」として過去問を1年分だけ解いてみることは問題ありませんが、あくまで「北大英語がどういう試験かを体感する」目的にとどめてください。
高3の秋から冬が、本格的な過去問演習のスタート地点です。
精読・英作文・速読の個別対策が一通り終わったこの時期から、年度単位で過去問を通しで解き始めます。
そして直前期は、時間を計って本番形式で解くフェーズです。
5〜7年分の過去問を使い、90分で解き切る感覚を体に染み込ませます。
時期別の学習ロードマップ
ここまでの流れをまとめると、こんな感じですね。
- 〜高3夏:精読トレーニング最優先。過去問はまだ使わない
- 高3夏〜秋:英作文・速読の個別対策。試し解き程度ならOK
- 高3秋〜冬:本格的な過去問演習スタート
- 直前期:時間を計って本番形式で解く。5〜7年分で時間配分を体に染み込ませる
北大英語の過去問は何年分解くべきか
過去問を何年分解けばいいのか、迷っている受験生は多いです。
結論から言うと、最低でも5〜7年分、理想は10年分以上です。
ここでは「最低ライン」「解く順番」「古い年度の使い方」の3つに分けて、具体的に解説します。
最低ラインと理想の年数
過去問は、最低でも5〜7年分は解いてください。
なぜなら、時間配分を本番で崩さないためには、「体で覚える」レベルまで繰り返す必要があるからです。
「この時間配分で解けば良いんだな」と頭で理解するだけでは、試験本番で間違いなく崩れます。
実際に時間を計って解く練習を重ねることで初めて、90分の感覚が体に染み込みます。
この「時間配分を体に染み込ませる」ための演習として、直前期に5〜7年分を解くのが最低ラインです。
ただし、理想は10年分以上です。できれば15年分以上解くことをおすすめします。
ちなみに20年以上解いて気づくのは、北大英語には「出題の癖」があるということです。
パターンが見えると、初めて見る問題でも落ち着いて対処できるようになります。
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新しい年度から解くべき理由
過去問を解く順番は、必ず「新しい年度から」始めてください。
理由はシンプルです。最新の傾向・難易度・形式に慣れることが、最優先だからです。
北大英語の問題形式は年度によって少しずつ変化することがあります。
特に10年以上前の問題は、現在の出題形式と異なる場合があります。
古い年度から始めてしまうと、今の試験とは違う形式に慣れてしまうリスクがあります。
過去問を解く順番のルール新しい年度から解き始め、古い年度へと遡っていく。直近3〜5年分を最初に解くことで、今の北大英語の「基準」を自分の中に作る。
これをルールにしましょう。
たとえば2025年度の過去問から始め、2024年・2023年…と遡っていくのが正しい順序です。
「古い問題の方が簡単そうだから」という理由で古い年度から始めてしまう受験生がいますが、これは逆効果です。
まず最新の基準に慣れることを優先してください。
古い年度(15カ年)の使い方
古い年度の過去問は、英語の地力を鍛える素材として使うのが最も効果的です。
新しい年度を一通り解き終えたあと、追加の演習として活用してください。
「問題を解いて答え合わせする」だけの使い方では、古い年度の価値を使い切れていません。
英文を精読・音読の素材として繰り返し使うことで、英語の地力そのものを鍛えることができます。
北大が選ぶ英文は質が高く、論理の展開も本格的です。
解答を出すことよりも、英文をしっかり読み込んで読解力の土台を固める目的で使うと、演習の価値が何倍にも高まります。
北大英語の過去問の解き方【本番に近い条件で解く】
過去問を「解いた」という事実より、「どう解いたか」の方が合否に影響します。
ここまで、いつから始めるか・何年分解くかを整理してきました。
ここからは「実際の解き方」の話です。
「時間を計らずに解く。見直しをしない。途中で止める。」
こういった「なんとなく解く」習慣が身についていると、何十年分解いても本番に活きません。
逆に、正しい条件で解いた1回は、なんとなく解いた5回分以上の価値があります。
必ず時間を計って解く
過去問演習で最初に決めるべきことは、「90分タイマーをセットしてから解き始める」ことです。
「時間を計って解く」と「なんとなく解く」では、得られるものがまったく異なります。
時間を計らずに解くと、「問題が解けたかどうか」しかわかりません。
しかし時間を計ると、「どの大問でどれだけ時間を使ったか」が初めてわかります。
北大英語は90分で4大問、合計2,600〜2,800語の英文を処理しなければなりません。
時間の感覚を体に染み込ませるには、実際に時間を計った演習を繰り返す以外に方法がありません。
タイマーは必ずセットし、途中で止めないことがルールです。
「第1問で詰まったから一旦中断して考える」という解き方では、本番の緊張感は再現できません。
時間が来たら手を止める。そのリアルな制約の中で解くことにこそ意味があります。
大問別の目標時間を設定してから解く
タイマーをセットしたら、解き始める前に各大問の目標時間を紙に書き出してください。
目標時間の設定なしに90分タイマーだけセットして解くのは、地図なしで試験会場に向かうようなものです。
時間が足りなかったとき、「どの大問でオーバーしたか」がわからないと、次の演習で何を改善すればよいか見えてきません。
大問別の目標時間(理想のプラン)は以下の通りです。
- 第1問(長文読解):22分
- 第2問(長文読解):22分
- 第3問(英作文):20分
- 第4問(会話文):22分
- 見直し:4分
- 合計:90分
この時間配分を解き始める前にノートの隅に書いておきます。
目標時間が決まっていると、第1問を解きながら「あと何分で次に移らなければならないか」が常に意識できます。
目安がないまま解いていると、第1問・第2問で時間を使いすぎ、第4問の会話文12問が十分に解けないという展開になりがちです。
目標時間を設定することで、オーバーした大問が明確になります。
復習のとき「第1問で3分オーバーしていた」と気づけば、「どこで詰まったか」「何に時間を使いすぎたか」を具体的に振り返ることができます。
解いている最中の記録の仕方
解いている最中にメモを残すかどうかで、復習の質がまったく変わります。
多くの受験生が「解いて丸つけして解説を読む」という流れで終わらせてしまいます。
しかしそれでは「結果」はわかっても「過程」が見えません。そのため、次に同じ大問を解いたとき、また同じ場所で詰まる可能性があります。
具体的なメモについて、以下の2点をとりあえずおさえておけばOKです。
- 各大問が終わった時点の残り時間をメモする
例:第1問終了時点「残り68分」、第2問終了時点「残り46分」のように記録します。目標時間との差が一目でわかります。 - 迷った問題・自信がない問題に印をつける
△や?など自分が決めた記号でかまいません。見直し時間(4分)に戻るべき問題の優先順位がつきます。
残り時間のメモは、時計を見ながら大問が終わった瞬間に一言書くだけです。30秒もかかりません。
また、印のない問題を見直しても意味がありません。
「印がついた問題だけを素早く確認する」この動きが、本番での見直し時間を最大限に活かす方法です。
北大英語は、ただ「問題を解く練習」をしても本番には直結しません。
本番に近い条件を自分でつくり、その中で解く練習を積み重ねることが、得点に直結する演習になります。
- 時間を計る
- 目標時間を決める
- 記録を残す
この3つを守るだけで、同じ過去問1回分の価値がまったく変わります。
北大英語の過去問の復習の仕方【復習こそが力をつける】
過去問演習で本当に力がつくのは、解いている時間ではなく、復習の時間です。
前のセクションで「本番に近い条件で解く」ことをお伝えしました。
しかし、90分で解き終えた後に何もしなければ、その演習はほぼ無意味になります。
復習の質が、演習の価値を決めます。
ここでは、長文読解・英作文・会話文それぞれの復習法を具体的にお伝えします。
長文読解:主語・動詞を括弧で囲む精読+段落ラベル付け
長文読解の復習は「答え合わせ」で終わらせないことが最大のポイントです。
多くの受験生は、正誤を確認して解説をざっと読んで終わりにしてしまいます。
しかしそれでは「なぜその選択肢が正解なのか」を次の問題で再現できるようになりません。
おすすめの復習法は、解いた英文を全文精読することです。
具体的には、各文の主語と動詞を括弧で囲みながら読み直します。
さらに、段落ごとに「賛成意見」「反対意見」「具体例」「まとめ」などのラベルを書き込みます。
論理の流れを俯瞰して把握することで、筆者が何を主張しているのかが見えてきます。
復習の仕上げとして、全問について「なぜその選択肢が正解で、他の選択肢はなぜ不正解なのか」を自分の言葉で説明できるかを確認してください。
説明できない問題が一つでも残っていれば、復習は終わっていません。
長文復習の3ステップをまとめると、こんな感じですね。
- 全文を精読し、主語・動詞を括弧で囲む
- 段落ごとにラベルを書き込んで論理構造を把握する
- 全問「なぜこれが正解か」を説明できるまで確認する
英作文:1点ずつ引く自己採点法
英作文の復習で重要なのは、「何点取れたか」ではなく「どのミスが多いか」を把握することです。
英作文は模範解答と完全に一致することはありません。
そのため「合っているかどうか」の判断が難しく、なんとなく読み比べて終わりにしてしまう受験生が多いです。
しかしそれだと、同じミスを繰り返すだけです。
おすすめの復習法は、語彙ミス・文法ミス・論理のズレを1点ずつ引いていく自己採点法です。
たとえば
- 「単語のスペルミス」
- 「三単現のsの抜け」
- 「冠詞の誤り」
- 「時制のブレ」
- 「日本語から直訳してしまった不自然な表現」
などを一つひとつ見つけて、1点ずつ減点していきます。
合計で何点引かれたかではなく、どのカテゴリのミスが何回あったかをメモすることが目的です。
ミスのパターンが見えると、対策が具体的になります。
冠詞ミスが多いなら冠詞のルールを整理する。時制のブレが多いなら時制の一致を復習する。
このように、過去問の復習が次の学習課題に直結するようになります。
北大英語の英作文は1問あたりの配点が大きいため、ミスの傾向を把握して繰り返しを防ぐことが得点アップに直結します。
会話文:選択肢の語彙をすべて覚える
会話文の復習では、正解・不正解を問わず、選択肢に出てきた語彙をすべて覚えることを習慣にしてください。
会話文の復習は「正解を確認して終わり」になりがちです。
しかし不正解の選択肢も含め、すべての選択肢に使われている語彙は重要です。
なぜなら、北大の会話文の選択肢には「受験生に知っておいてほしい語彙」が意図的に集められているからです。
正解以外の選択肢も、語彙力を問う素材として機能しています。
具体的な方法はシンプルです。
会話文の選択肢に出てきた単語・フレーズをすべてノートに書き出し、意味・使い方を確認して覚えましょう。
問題ごとに行うことで、演習を重ねるほど語彙ストックが増えていきます。
北大英語 過去問演習の年間スケジュール
過去問はただ「解けばいい」ではなく、「いつ・どのように使うか」で効果が大きく変わります。
ここまでの内容で、過去問の選び方・始める時期・年数・解き方・復習法を解説してきました。
最後に、それらを1本の線でつなぐ「年間スケジュール」を示します。
このスケジュールを頭に入れておくことで、「今自分がどの段階にいるか」を常に確認しながら勉強を進めることができます。
〜高3夏:基礎期(過去問はまだ使わない)
高3夏までは、過去問ではなく精読トレーニングと単語に集中することが最優先です。
この時期に過去問を開いてしまうと、基礎が整っていないため「解いても何がわからないかわからない」という状態に陥ります。
解説を読むのに膨大な時間がかかり、基礎固めに使えるはずの時間が削られていきます。
この時期にやるべきことは、
- 単語帳を10周以上繰り返すこと
- 精読トレーニングで1文1文の構造を正確に取る力をつけること
- 英作文の型を身につけること
の3つです。
土台を固める期間だと割り切って、過去問に手を出すのはもう少し先まで我慢してください。
なお、この時期に北大英語の問題構成や時間配分の仕組みだけ把握しておくのはOKです。
「どんな問題が出るのか」「何分で解くのか」を知っておくことは、基礎期の勉強の方向性をブレさせないために役立ちます。
高3夏〜秋:個別対策期(大問別に力をつける)
高3夏から秋にかけては、各大問の個別対策を進める時期です。
精読の基礎が固まってきたら、長文読解・英作文・会話文のそれぞれに対して、大問単位でのトレーニングを積み上げていきます。
この時期はまだ「90分通しで解く」という形式には入りません。
各大問の解き方・採点の観点・時間内訳を意識しながら、大問別に力をつけることが目的です。
高3秋〜冬:演習期(週1本ペースで解き進める)
秋からいよいよ本格的な過去問演習に入ります。ペースの目安は週1本です。
90分タイマーをセットして、本番に近い条件で1年度分を通して解きます。
解いたら必ず同じ日か翌日に復習まで完了させてください。解くだけで終わる演習は力がつきません。
サイクルはシンプルです。解く→復習する→次の年度へ進む、この繰り返しです。
復習では長文の精読・英作文の自己採点・会話文の選択肢語彙の確認という3つのステップを毎回実践してください(前述した復習法です)。
- 各大問の得点と残り時間を記録する
- 復習で気づいた文法・語彙・論理のミスをメモする
- 「迷った問題」の正誤と理由を確認する
週1本ペースで10月から始めると、12月末までに約10年分を消化できる計算になります。
この10年分という積み上げが、直前期の仕上げを支える土台になります。
直前期:仕上げ期(5〜7年分で時間配分を体に染み込ませる)
直前期の最大の目標は、時間配分を体に染み込ませることです。
新たな知識を入れる段階ではありません。「決めた時間配分の通りに動ける状態」を作ることだけに集中します。
目安は第1問22分・第2問22分・第3問20分・第4問22分・見直し4分です。
この配分で解き切れれば理想的ですが、あくまで目標値です。
最初はオーバーして当然。
どの大問で時間を使いすぎたかを把握することが直前期の演習の目的です。
直前期に焦って新しい参考書を開いたり、解いたことのない古い年度に手を出したりする必要はありません。
5〜7年分を本番形式で繰り返し、時間配分の感覚を完全に定着させることだけに集中してください。
年間スケジュールをまとめましょう。
- 〜高3夏:精読・単語・英作文の型が最優先。過去問はまだ開かない
- 高3夏〜秋:大問別の個別対策で各大問の解き方を固める
- 高3秋〜冬:週1本ペースで過去問演習。解く→復習→次の年度のサイクルを繰り返す
- 直前期:5〜7年分を時間を計って解き、時間配分を体に染み込ませる
まとめ:北大英語の過去問は「いつ・何年分・どう復習するか」がすべて
北大英語の過去問は、使い方を正しく知ってから取り組むことで、はじめて本番の得点に直結します。
この記事でお伝えしたことを整理します。
- 使う教材:赤本(他科目含む直前の総合演習)と北大の英語15カ年(英語専用の演習量確保)を使い分ける
- 開始時期:精読・英作文の型・速読の個別対策が終わった秋〜冬からスタート
- 年数:最低5〜7年分、理想は10年分以上。新しい年度から解き進める
- 解き方:90分タイマーをセット・大問別の目標時間を書き出す・演習中はメモを残す
- 復習:長文は精読+段落ラベル、英作文は1点ずつ引く自己採点、会話文は選択肢語彙を全部覚える
- 年間スケジュール:夏まで基礎→夏〜秋に個別対策→秋〜冬に週1本演習→直前期に時間配分を染み込ませる
過去問は「仕上げの教材」です。基礎が整った状態で、正しい方法で取り組めば、必ず得点に変わります。
重要なお知らせ
北大英語の対策法・時間配分・頻出表現を1冊にまとめた「北大英語バイブル」を公式LINEで無料配布しています。
「北大英語バイブル」を見れば、「何を、どの順番で、どれくらいやれば良いか」が一発でわかります。
いつ配布を終了するかわからないので、公式LINEを友達登録して、今すぐ受け取ってください。
「北大英語バイブル」を受け取って読むだけで、ライバルと圧倒的な差をつけられます。

